クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁を見た話
テレワークになってはや5ヶ月。
通勤時間がなくなり、有意義な引きこもり生活を過ごしている。
さて、Amazonプライムビデオでしんちゃんの映画が見れるのはご存知だろうか?
最高である。
昔のものから新しいものまで見れるので、ついついながら見してしまったりする。
そんな私は先日、超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁 を見た。
ストーリー自体はそこまで飛び抜けて良いものではなく、ところどころのボケもそこまで面白くない。そしていつものような必死さがあまり感じられない。
これが公開された時、「いや!未来のしんちゃんの話?!だめだろ!バカか!」と思って映画館へ行かなかった記憶がある。
その思いは間違ってなかったか……とエンドロールを見ながらぼんやり思っていた。
エンドロールが終わる瞬間、私はfirestickのホームボタンに手をかけた。
すると画面に白いクレヨンの「臼井儀人先生へ感謝を込めて」と文字が出た。
「ああ!」と声が出た。
この作品は、原作者である臼井儀人先生が亡くなった年の映画だった。
「原作者が亡くなったからって、好き放題やってんなあ」と、映画のCMを見る度に思ったが、それは違った。
今のしんちゃんとかすかべ防衛隊や家族が、未来のしんちゃんを助けること。
何度も何度も、映画の中のしんちゃんが「オラは死なない!オラは死んでない!」と叫んだこと。
おバカパワーで世界を救ったこと。
そしてみんなを笑顔にしたこと。
すべて、私たち視聴者、そして亡くなった臼井儀人先生へのメッセージだったのだと思う。
臼井儀人先生が亡くなっても、野原しんのすけは死なないよ、と。
臼井儀人先生が作りあげたクレヨンしんちゃんの世界は、これからも生き続けるよ、と。
そしてそれがこれからのクレヨンしんちゃんを守って、助けてくれるよ、と。
おバカパワーで、これからも見てるみんなを笑顔にするよ、と。
そして最後のクレヨンの文字があって、この作品は完成するのだなあと感じた。
素晴らしかった。作品に携わった全ての人達にありがとうと言いたい。
ずっとクレヨンしんちゃんが大好きで、映画も何回みたか分からない。
クレヨンしんちゃんを生んでくれて、臼井儀人先生には感謝の気持ちしかない。
今日、9月11日は、臼井儀人先生の命日だ。
心よりご冥福をお祈りいたします。
ありがとう、臼井儀人先生。